桜が散りきらぬうちに、立川市が夏のイベントを発表しました。市産業観光課が記者発表で明らかにしたのは、多摩エリア最大級の「立川まつり 国営昭和記念公園花火大会」の開催決定。毎年35万人超が詰めかけるこの大会は、今年も7月26日(土)19時15分に打ち上げの火ぶたを切ります。
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迫力は都内随一――今年も“大玉”フルラインアップ

実行委員会が公表したプログラムによると、総発数は約5,000発。直径45 cm級の一尺五寸玉を筆頭に、花火職人の競技大会入賞作「芸協玉」、横幅いっぱいに広がるワイドスターマインが夜空を塗り替える。
1954年から続く多摩の夏
この花火大会の源流は1954(昭和29)年の日野橋河畔「立川納涼花火大会」。会場を変えながら70年余り、市民の夏の記憶を更新し続けてきた。
昨年は園内で35万6313人、外周を含めると40万人規模の観客を動員し、都内花火大会の人出ランキングでも上位に入った。
「夜空を彩る仕掛けを用意」――主催者の呼びかけ
プレスリリースには
「一尺五寸玉や芸協玉、ワイドスターマインなど趣向を凝らした花火が、立川の夏の夜空を彩ります。ぜひご来場ください」
と綴られている。コロナ禍による中止を乗り越えたスタッフの意気込みがにじむ。
観覧情報(2025)
項目 | 内容 |
---|---|
日時 | 7月26日(土)19:15-20:15 ※小雨決行・荒天中止 |
会場 | 国営昭和記念公園「みんなの原っぱ」ほか(当日終日入園無料) |
打上数 | 約5,000発 |
有料席 | イス席8,800円/ペアシート13,200円ほか(4月下旬発売予定) |
問合せ | 立川まつり昭和記念公園花火大会実行委員会 042-527-2700 |
行き方と“混雑回避”ワンポイント
- JR立川駅から徒歩15-18分が基本ルート。
- JR西立川駅(徒歩2分)は例年入場規制がかかるため注意。
- 公園駐車場は早々に満車。公共交通機関利用が鉄則。
取材メモ:快適観覧のコツ
- レジャーシートは午後までに設置
広大な原っぱでも好位置はすぐ埋まる。日中からピクニックがてらの来園が吉。 - 熱中症対策は“凍らせたドリンク+帽子”
原っぱは日陰ゼロ。水分と塩分タブレットを携帯したい。 - ゴミは持ち帰り
大会1夜で60 t以上のゴミが出た年も。マイバッグでクリーン花火を。
まとめ
70年の歴史を背負う“立川の大玉”が、今年も真夏の夜空を轟かせる。取材会場で運営スタッフは「毎年進化する演出を体感してほしい」と目を輝かせた。日が落ちるころ、公園の芝に寝転び、胸いっぱいに響く花火の重低音を待つ――多摩エリアの夏は、やはりこの瞬間から始まります。